会長挨拶

 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。平素より会員の皆様には日本急性血液浄化学会の活動に甚大なる御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
 さて、本年9月12日(木)から14日(土)の3日間、札幌において第24回日本急性血液浄化学会学術集会をお世話させていただくことになりました。本学術集会が札幌で開催されるのは第3回(金子正光先生)、第12回(大平整爾先生)、第20回(浅井康文先生)に次いで4回目となります。急性血液浄化は技術的には血液透析やアフェレシスと変わりありませんが、対象となる疾患や領域が救急や集中治療である点が特徴です。代表的疾患である敗血症性ショックでは、急性血液浄化が治療戦略の最も重要な位置を占めていると言っても過言ではありません。本学術集会の大きな特徴は血液浄化領域の中でも特に医師、臨床工学技士、看護師の医療連携が活発であることだろうと思います。急性血液浄化療法は長時間にわたって持続的に行うことが多く、職種を超えた緊密な連携こそが安全を担保するもので、それは毎回テーマの柱の一つとなっています。
 私は外科医の立場からこの領域に携わってまいりました。今までの歴史を振り返りますと、常に新たな技術開発とその応用の模索がうねりとなって急性血液浄化の発展に寄与してきました。今回のテーマは「臓器障害スパイラルを止められるか」にいたしました。感染などを伴った急激な臓器障害がいったん起きると、次々と連鎖反応的に他臓器の障害が生じ、多臓器不全へと進展することが少なくありません。血液浄化療法が果たしてその負のスパイラルを止める手段となっているのか、また、そこにいかなる知恵や工夫がこらされているのか、それらを多方面から討論していただき、今後の治療成績向上につながる学術集会にしたいと存じます。
 多くの皆様にご参集いただき、活発な学術集会となりますよう、準備をしてまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
第24回日本急性血液浄化学会学術集会
会 長  米川 元樹
(社会医療法人北楡会 札幌北楡病院 理事長)

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